ルアハの

本編キャラクター紹介
情報  概要  容姿  服装  記録  小話

Data

コリンナ・ゾイ本編サブ主人公


―― とうの昔に覚悟は決めております、叔父様。



綴り Corinna Zoi
人称 私 / 貴方・貴女
年齢 17歳
性別
女性
二つ名 亜麻色のロマ
略称 女剣士
職業 公国傭兵ギルド第四位
階級 連邦国からの亡命者
アイテム 叔父お手製記録機
武器・能力 炎の大剣フランベルジュ / 竜返り
出身地 竜の左翼 連邦国王都王党派
民族系統 ケアド人系
人間関係 叔父ミハリス / 妹アーサリン / 弟ジノヴィオス / 父リガス / 伯母アリアドネ / 叔父ゲート / 祖父ポロ
カラーコード ターコイズ #00afcc
象徴 ネモフィラ



Summary

本編主人公の片割れ、公国傭兵ギルドで高名な女剣士。 
独裁国家ガルタフト連邦国の政変により政治犯と見なされミアナハ公国へ亡命してきた女傑。生い立ちのせいか笑顔に乏しく寡黙、第一印象で彼女に恐怖を抱く者は多い。しかし身体能力が卓抜した「竜返り」の才をいかんなく発揮し高い戦闘力を誇る。一方大陸竜研究者助手としての一面もあり各地で実地調査を行える程度には知識を有する。
本編では、老囚脱走事件を切っ掛けに結成された国際大陸研究団に所属し、公国から出られないチーフ(叔父)に代わり「金目の男」を捜すべくトスツィ村調査へ赴いた。
 
過去に自分を助け出してくれた恩人たる叔父ミハリスへ盲信にも近い敬愛を示す。
また、一見冷淡だが、志同じくする者には寄り添い、信ずる道へひたむきに突き進む強さを併せ持っている。
なお亡き王太子〔リガス〕の私生児でありながら連邦国王位継承権を持つ。それゆえに当国女王から命を狙われている。




Looks



くっきりした大きな灰目、ふわふわ亜麻髪。
長い髪を一本ずつ三つ編みにして左右へ垂らしている。後頭部は更に二本の三つ編みを作りハーフアップポニテに。チェリーピンクに彩った唇は一文字に結ばれ整った顔立ちに冷ややかな印象を添える。 



Style

外出時はターコイズブルーのケープコートを着用。
中は焦げ茶色のベスト、立襟が美しい薄桃色のブラウス、胸元を大きなリボンで飾っている。腰回りには上からワインレッドのコルセットを締めてカーキ色の短パンを。ベストと同色のストライプサイハイタイツ、しなやかな革ブーツに身を包む。

背中には身の丈ほどもある炎ゆらめく大剣フランベルジュを背負う。これは連邦国王家の宝、かつ王太子護衛ハリラオスの遺品でもある。




Memory

ゾイ王家  私生児  従者  目次


ゾイ王家の私生児

ゾイ王家は亜人血族〔黒牙族〕の血を色濃く引いた家系である。
身体能力に優れ、前線で活躍する優秀な闘士を多く輩出してきた。殊に血濃い者は竜の血族、すなわち竜返りと呼ばれる。連邦国において竜返りは王位継承順位が上がるため女王から敵視されている。

祖国からの亡命者

かつて王党派中心に居たゾイ王家は祖国を追われる身となった。 
伯母アリアドネが王家の統治に反発してクーデターを起し絶対君主となった後、王党派血脈の象徴であるコリンナを大監獄へ収監した。そして彼女は叔父ミハリスに救い出されるまでの十代前半を囚人達に囲まれて育つ。その後ミアナハ公国へ亡命し同国ルチア大公から庇護を得て傭兵ギルドで名を馳せている。最初こそ風当りは強かったが現在は国際同盟軍の一員にも選ばれている。

王太子の私生児

コリンナは連邦国太子リガスの血を引く私生児、かつ長子だった。
政変の末に政治犯と見なされた最大の理由である。もっとも竜頭難民だった母シビルの移民地位は低く、その子ら含めてゾイ王家系譜に受け入れられることはなかった。しかしリガスが国王になった暁には妻子を正式な家族として迎え入れる心積りだったこと、竜返りの力を発現しており継承地位が高いこと、容姿が太子に似ているため王党派が彼女を新たな象徴にしようとする動きがあったこと等により、本人の意図せぬところで女王から目の敵とされる。
なおコリンナという名は叔父の双子の妹にちなみ名付けられた。両者とも同綴りを使うが、妹は「コリンヌ」、姪は「コリンナ」と読み方に違いがある。

従者ハリラオス

ハリラオスは王太子リガスが自ら選んだ直属護衛だった。
素行は悪いが誰よりも忠誠心の堅い護衛剣士。剣技だけならば大陸最高峰とされ、かつて竜を討ち取った伝説の大剣フランベルジュを賜るほど太子の寵愛を受けていた。だがある戦いで敵に取り囲まれた際、反王党派のバラウール老将軍に魔法で心臓を刺し貫かれて死亡。

首だけとなった父親、そして虫の息のまま館へ送り返されたハリラオスを認めるや、家族のように仲が良かったコリンナは珍しく泣きじゃくったという。この事件はコリンナの心に深い傷を残している。