かつては竜が治めていた世界全域を「アハシュカル(神託の地)」と呼んでいた。 しかし竜が天翔ることを止め、天上に魂を残したまま海へ堕ちた――そう考えられて久しくなると人々は「竜の身体がある場所」と「魂が残る場所」とに世界を二分して認識するようになった。 それにともない本編時間軸では、竜が堕ちたこの世界を人の縄張りである「地上」、元々竜が住まわりその魂が残る天空の世界を「アハシュカル」と呼ぶ。